7600/120標準のVRAMは2MB。
これを1024x768モードで使うと32,768色しか使えない。
Windowsの世界では言うまでもなく、最近のMacでもフルカラー=1677万色が当たり前のこの現代では、VRAMが2MB、増設しても4MBしかないのでは話にならないのは明らかだ。
そんな中、ビデオカードを増設して色数と描写速度を上げたいと思うのは、人間としてごく自然なことだと言えよう。
調べていると、ATIのビデオカードが使えるそうだが、如何せん高価である。
なんでMac用ということだけであんなに高いんだ。
その後、3dfxのVoodoo3 PCIが、それもPC用に売られている物が、BIOSの書き換えでMacで使えるようになるという情報を得た。
値段を調べてみると、某通販業者でPowerColor社 Voodoo3 3000 16MBが、送料税金込みで1万円強。
早速注文した。
で、来たのがこれ。
ファンがついとりますな。
なお、3dfxはすでにnVidiaに買収されており、また、Voodoo3は正式にはMacに対応しているわけではない。
自分でBIOSを書き換える必要があるのだが、3dfxのページにはすでにない。
Macで3dfx社のチップを使うための情報を集めているサイトがあるのだ。
そこからダウンロードし、さっそくBIOSを書き換え。
無事完了し、これでMacで使えると思いきや、全然映らない。
失敗か?と思いつつ、googleで幸せ検索生活。
「MacをPC用モニタに繋ぐためのアダプタが繋がったままだと、増設したビデオカードからは映すことができない」という情報が。
私のPM7600は、TOTOKUの液晶モニタ CV531Vに繋がっている。
そして、Macには変換アダプタが繋がっていた。
これか? 思い、取り外して電源を入れてみると・・・映った〜!!やはり犯人はアダプタだった。
Voodoo3を取り付けた感想はというと、むちゃくちゃきれいです。シャープです。速いです。
シャープすぎて逆に汚く見えてしまうぐらいシャープ。
つーか、今までがぼやけて見えていたのだ。
Voodoo3にしたメリットは他にもある。
もともとPC用のため、PC用モニタに繋ぐときアダプタが不要になるのだ。
アダプタって結構大きいので、邪魔だと思っていたのだ。
それがなくなっただけでもありがたい話である。