PM7600に内蔵されているCD-ROMドライブは4倍速。
かつては「4倍なんて高速ドライブは必要か」等と真剣に議論を交わす光景が雑誌などでよく見られていた(これマジ)。
しかし、40倍、50倍とも言われるドライブを標準で搭載していたり、わずか4,000円程度で購入できるこの現代では、もっと高速、どうせならDVD-ROMドライブに載せ替えてしまえと思うのは、人間としてごく自然なことだと言えよう。
さて、PM7600で採用されているドライブ接続方式はSCSIであり、基本的にSCSI機器なら接続できるようになっている。
しかし、かつて増設ドライブを接続するならSCSIに限ると言われていたが、最近ではIDE(ATAPI)で接続するのが主流となっているためか、SCSI用ドライブというのは種類が少ないため、なかなかお目にかかれない。
よしんば売っていたとしても、非常に高価だったりする。
そこで目を付けたのがIDE機器をSCSIに接続できるよう変換してしまうアダプタである。
買ってきたのは、台湾ACARD社製 AEC-7720Uである。\7,800なり。
写真に写っているIDEケーブルは今回は関係ない(写真の使い回しである(^^;
DVD-ROMも一緒に買ってきた。日立のGD-7000である。
これなら、IDEでドライブ等を接続している最近のG3 MacやG4 Macで、標準のドライバで動作しているという情報があったのだ。
そして、なにより安かった。
右側がGD-7000、左側はPM7600にもともとついていたCD-ROMドライブである。
GD-7000に、AEC-7720Uを取り付けてみるとこんな感じに。
そして、本体に取り付けるとこんな感じに。
きれいに収まったではないか。
まずは普通に起動している。
プロフィールを見てみると、認識はしているようだ。
しかし、マウントできていない。
キーボードのCを押しながらの、CD-ROMからの起動では、問題なかった。
ということは、やはりドライバがいるわけか。
で、またもやgoogleで幸せ検索生活。
市販のドライバが存在すると言うことがわかった。
その中のひとつ、Intech SoftwareのCD/DVD SpeedToolsを試してみた。
体験版があるので、さっそくそれをダウンロード、インストール。
おぉ素晴らしい・・・認識した。
$39.95だったので、それほど高くないのでさっさと購入。
さて、GD-7000は、CD-ROMの読み込みは40倍速。もとのCD-ROMドライブの10倍だ。
もっとも、7600という古めのMacで、40倍速という数字が100%出し切れているかというと、それは疑問だ。
しかし、十分速い。
CD-ROMからの起動も、もちろん速くなった。
素晴らしい・・・
さて、今回かかった費用だが、全部で約2万円強。
パイオニア社製DVD-ROMドライブ、DVD-305Sは1万6千円ほどで買えるし、ドライバも無料でダウンロードできるので、Macに載せ替えている人も多い。
一見こっちの方が良いように思えるが、私はあえてそうしなかった。
何故かって、スロットインイヤだから。普通のトレイが一番使いやすいよ・・・