PM7600/120には、標準で1.2GBのHDDが内蔵されている。
私が最初に買ってもらったパソコンに内蔵されていたHDDは40MBだった。
私が所有したパソコンの中で、HDDを内蔵しているのはX68000 Pro2の40MBが最初であった。
(HDDを内蔵していないモデルと比べると10万円以上の差があった)
それに比べると30倍の容量があるので、一時は大容量と言われていた。
しかし、1ファイル2GBのデータを当たり前のように扱うこの現代では、1.2GBなど使い物になるはずがなかろう。
そんな中、せめて20GBぐらいの容量が欲しいと思うのは、人間としてごく自然なことだと言えよう。
7600にはSCSIのドライブを内蔵できるようになっている。
そこで、SCSIのドライブを探してみた。
5分でやめた。だって高いもん。
IDEのHDDが40GB1万ちょいで買える2001年夏頃に、何故SCSIというだけで20GB3万円以上も払わねばならんのだ。
しかも、自宅には何故かIDE 20GBのHDDが余っていたりする。
これは・・・使わねば。
ということで、先のDVD-ROM内蔵の時にも使用したAEC-7720Uに再度登場してもらおう。
もう一つ買ってきた。
手元にあったHDDはSeagate ST・・・20GBだ。
さっそく取り付けてみる。
一見うまく収まっているように見えるが、AEC07720Uが邪魔してケースを閉じることができない。
そこで、このような改造を施した。
そう、DVDを取り付けた時に写っていたIDEケーブルは、ここで使用したのだ。
IDEケーブルをはんだ付けし、延長してやったのだ。
これで、無事にケースに収まるようになった。
これをHDDに取り付けると・・・
こうなるので・・・
このように強引ではあるが納めることができた。
ちなみにDVD-ROMドライブはFDDの下にあるのでもともとケースに干渉しない。
CD-ROMから起動し、ドライブ設定からフォーマットを試みる。
あっさり成功した。
20GBあるので、パーティションを17GBと3GBに分けてみた。
元のSCSIドライブからOSをコピーして、IDEドライブから起動を試みる。
これまたあっさり成功。
IDEケーブルをハンダ付けして延長するという、強引な技を使っているが、 今のところ特別トラブルはない。
これで見た目もすっきり、Macの使用頻度はそれほど多くない私にとっては広大すぎる20GBという容量を得たのであった。